蓬莱之猫

気が向いたときに書き綴るブログ、植物・スマホとか

皇国の守護者、新城直衛さんは9巻からどうやって勝つのやら

新城直衛について語っちゃうぞー。

新城直衛さんは<帝国>に攻め込まれた<皇国>の軍人さんで、負け続けな祖国な中で一人勝ちまくって英雄となっていく人です。

ぶっちゃけて言えばファンタジー世界な仮想戦記の主人公。

永遠に完結しないことが決定済みの世界へようこそ!と言われたい方は読んでみたらいいんじゃないかな。

まあもうずいぶん昔の本だし、コミックス化もされたけど途中で終わったし、作者は死んじゃうし!

ちょうどいいところで話がストップして続刊が出なくなるのが佐藤大輔さんの特徴でした。個人的には東西で相当状況が違うだろう大和民国(という名のアメリカ)が気になります。南北戦争の代わりに東西戦争とかいうのが起こってますよね、絶対。信長さんがどうやって太平洋を渡ってアメリカに行くのか、それもまた語られぬことなのです。ああ、無情。

EGFとかももう続きは出ないんでしょうけどね。まああれは勝手に脳内補完したのでいいのですが。コンピューターにしていた粘菌が反乱したとかでいいんじゃないのかな。秋山瑞人タッチで精密に描かれるFinalは見たいですけど、さすがに20年前のライトノベルの続刊は出ないだろ…。今は電子書籍の時代だから、芽があるとしたら電子書籍のみの販売ですかね。

新城直衛さんは戦場で新しい思い付きを試して敵を倒すぞでも敵も強いぞやばいぞ撤退だ、みたいなノリです。

本人権力を望んでないのにあふれる戦争の才能と敗北間近な祖国の状況が彼を権力者へと押し上げていく。

9巻の最後のシーンで<皇国>の全権を握ったに等しい新城直衛さんはあの後どうしたのだろう。好きな人を惨殺されて彼が望むものは果たして何なのだろう。

とりあえず<帝国>との戦争。あと短編で<皇国>は帝国を退けてるみたいなので、勝つなり講和なりしたんでしょうけど。

本土の半分を占領されてる状況からどうやって勝つのやら。新城さんは真面目に戦争したんでしょうかね。敗北間近で内ゲバ始めた<皇国>の勝ち目って何だろう。幼女戦記みたく敵の消耗を引き出して戦争を長引かせて勝つ、くらいしか思い浮かばないなー。

いくら新城さんががんばったってロシア並みに巨大な<帝国>をどうこうできるわけでもなし。<帝国>からどうやって講和を勝ち取るかが問題になりますが。負けることなど許されぬ的な雰囲気のある<帝国>をどうやって講和にもっていくんだろう。メンツがかかってるでしょ、これ。

負け戦でブイブイ言わせる話を書いてたらどうやって勝つか作者にすらわからなくなっちゃったお話のような気がする。無茶苦茶都合のいい勝ち戦でも続けないと<皇国>本土から<帝国>を追い出すこともできないような。

技術的にはどっちも蒸気機関持ちで同レベルで、差があるとしたら導術くらい。ほんと、佐藤大輔氏はどうするつもりだったんだろう。

通商破壊戦を仕掛けるのはありかも。

皇国の守護者1 - 反逆の戦場 (中公文庫)

皇国の守護者1 - 反逆の戦場 (中公文庫)